執筆:地方移住ナビ編集部最終更新:2026-04-16

高崎市への移住完全ガイド|住みやすさ・家賃・支援制度【移住スコア78点】

高崎市の移住スコア78点。新幹線で東京50分、1LDK家賃5.8万円。東京通勤と地方生活を両立できる移住の定番を徹底解説。

「東京通勤しながら地方に住みたい」という移住の理想を最も現実的に叶えられる都市のひとつが高崎市です。上越・北陸新幹線で東京まで最短48分、地方都市の生活コスト、充実したインフラという三拍子が揃います。移住希望地ランキングで群馬県が全国上位に位置する背景にはこの高崎の存在があります。

高崎駅東口前の再開発エリア
高崎駅東口前の再開発エリア — 写真: Aspere (CC0) / Wikimedia Commons

高崎市の移住スコア78点の内訳

交通(80点):上越・北陸新幹線で東京駅まで最短48分。月々の新幹線定期代は約8.96万円と決して安くはないが、都内に通いながら高崎の家賃・物価水準で生活できる恩恵を考えれば十分リーズナブルです。

生活コスト(85点):1LDK約5.8万円、2LDK約7.8万円と都内比50%前後のコスパ。群馬は農業県で野菜・米などの食費も安く、ドラッグストア・スーパーの物価も全国平均より低い傾向があります。

子育て(82点):福祉医療制度で高校3年生世代まで(満18歳の年度末)医療費を助成。保育所等待機児童はゼロ達成(2025年4月)。行政の子育て相談窓口も手厚いです。

医療(78点):高崎総合医療センターをはじめ複数の大型病院が集積。群馬大学医学部との連携による専門医療も受けやすく、救急体制は県内トップクラス。

仕事(72点):群馬の経済的中心地で製造・物流・小売の求人が豊富。東京への新幹線通勤が可能なため都内雇用も活用できます。在宅勤務との相性が特に良い移住先。

高崎駅周辺の街並み
高崎駅周辺の街並み — 写真: Aspere (CC0) / Wikimedia Commons

高崎市の家賃・生活コストのリアル

e-Stat令和5年住宅・土地統計調査(群馬県木造住宅・市内係数1.10)による家賃相場:

間取り家賃目安東京23区比
1K約4.2万円約57%
1LDK約5.8万円約57%
2LDK約7.8万円約52%
3LDK約10万円約48%

月間生活費の目安は単身で約13万円、夫婦で19.3万円、3人家族で25.5万円。推計平均年収は約478万円(東京比70%)だが、東京通勤を継続すれば都内水準の収入を維持できます。

住むエリアの選び方

  • 高崎駅周辺:新幹線アクセス最優先。商業施設充実でファミリーにも人気
  • 岡之郷・倉賀野エリア:家賃抑えめで静かな住環境。車あり世帯向け
  • 群馬八幡・安中方面:妙義山麓でアウトドア好きに人気。自然環境◎
  • 前橋市境界エリア:より広い家を安価に探したい人向け
高崎城址公園と乾櫓
高崎城址公園と乾櫓 — 写真: baku13 (CC BY-SA 2.1 jp) / Wikimedia Commons

高崎市の移住支援制度まとめ

「高崎市移住支援金」:

  • 単身:最大60万円
  • 世帯(2人以上):最大100万円
  • 18歳未満の帯同:1人あたり30万円加算

テレワーク区分:原則として恒常的に通勤せず週20時間以上のテレワーク(出社は勤務日の5分の1以内が目安)が条件。令和8年度は4月1日〜翌2月5日受付(予算上限で打ち切りあり)。

子育て支援:18歳まで医療費助成(窓口での自己負担不要)、保育所等待機児童ゼロ。

移住者がよくハマる失敗と対策

失敗1:群馬の夏の暑さを甘く見る 8月の最高気温は平均34.5℃、年間真夏日(30℃超)は72日と全国有数の暑さ。内陸性の「上州空っ風」と高温が組み合わさり、エアコン電気代は東京以上になることが多いです。引っ越し時期は4〜6月か9〜11月が快適です。

失敗2:新幹線定期代の計算を甘くする 月8.96万円、年間約107万円の新幹線定期代は家賃の節約分と相殺されやすいです。「高崎在住×東京勤務」のコストシミュレーションを必ず事前に計算しておきましょう。週3日出社なら定期不要で都度購入の方が安くなるケースもあります。

失敗3:郊外物件の車依存を見落とす 高崎駅から離れると車が必須になります。安くて広い物件ほど郊外に多いが、その分交通費・時間コストが増えます。子どもの送迎も含めた生活設計をしてから物件を選びましょう。

高崎駅西口方面
高崎駅西口方面 — 写真: Aspere (CC0) / Wikimedia Commons

高崎新幹線通勤者の1日タイムスケジュール実例

新幹線通勤は憧れで決めると破綻するが、タイムスケジュールを具体化すると継続可能性が見えてきます。週2日出社・在宅3日のハイブリッド勤務者の実例を示します。

出社日(火・木)の1日

時刻行動
5:30起床、家で朝食
6:02自宅発(車/自転車で駅へ)
6:22高崎駅発「とき300号」に乗車(自由席で着席)
7:24東京駅着
7:45丸の内オフィス到着、始業前にコーヒー
18:00退勤
18:36東京駅発「とき335号」乗車
19:41高崎駅着、車で帰宅
20:00帰宅、夕食

片道の新幹線滞在時間は約1時間で、この間は読書・メール処理・副業作業・仮眠など自由に使えます。在宅日と併せると「週5日東京通勤」と比べて可処分時間が明確に増える感覚があります。

在宅日(月・水・金)の1日

時刻行動
7:00起床、朝食
8:30自宅書斎・コワーキングで業務開始
12:00地元のランチ(街中心部で600〜1,000円)
13:00午後業務
18:30業務終了、夕食・家族時間
21:00副業・読書・ジム等

重要な前提条件

  • 会社が週2〜3日の出社ルールを制度化していること
  • 新幹線定期代(月7.6万円)が会社補助内に収まるか、差額を家賃削減で吸収できること
  • 出社日が固定曜日で、新幹線ダイヤが安定している区間(上越新幹線は関越トンネル区間の天候影響あり)であること

この3条件が揃うと、高崎新幹線通勤は家族の生活水準を落とさずに都心勤務を継続できる、かなり現実的な選択肢になります。

まとめ:高崎市への移住はこんな人に向いている

「東京の仕事を続けながら生活コストを下げ、子育て環境を充実させたい30〜40代ファミリー」に最適な移住先です。リモートワーク主体で週数日出社する「ハイブリッド勤務」との相性も抜群。夏の暑さを受け入れられるなら、日本有数のバランスのいい移住地といえます。